2023.02.01
大規模修繕、耐震改修工事の施工時期について
今年は各地で大雪に見舞われるなど、例年より寒さの厳しい冬に感じます。皆様からお寄せいただくご質問で大規模修繕工事や耐震改修工事の施工時期、季節はいつが適切かと問われる場合がございます。大規模修繕工事でいえば、居室はエアコンなど、空調・換気が整っている現在の住まいではどの時期に工事を行っても居住者の生活に支障がないと思われますからどの時期にも行って良いとお答えしてしております。梅雨時期も前後したり、秋口は台風による暴風雨の心配であったり、冬は雪が降り積もる心配があったりと気候による要因ではどの時期でも同じような心配がございます。当社が得意としている工事エリアである関東圏では幸いこれらの極端な被害はまれであり、一年を通じてどの時期にも工事を行うことができます。一方、耐震改修工事では行政から補助金を受ける工事が多く、補助金受け取りの手続きが完了してから近い時期に着工となります。単年度もしくは2か年で工事をおこなうことが多く、補助金を受け取るためには年度末のどの時期までに工事を完成させ、検査を受け、そのうえで補助金の受領手続きを行わなければならないと決められているケースが多いため、どの時期に工事に着手するかを主体的に決めることが難しくもあります。よって必要工期から逆算し、この時期には工事着手しなければならないとし、工事開始日を決める場合がございます。このほかに経験から申しますと屋外の機械式駐車場のパレットの塗り替えは寒い時期を避けたほうがよいでしょう。鋼製の冷え切ったパレットは塗料の乾燥を遅らせます。駐車場として車両を乗せるまでの乾燥養生期間を長めに確保する必要が生じる場合があり利用者に不便を強いる場合があるためです。社員一同、皆様の様々なご計画(リニューアル、耐震改修(耐震補強)、大規模修繕、屋上防水工事、30年保証防水「ノボタン防水」等々)のお手伝いをさせていただきます。皆様より多くの活躍の場をいただけるよう努力してまいります。